ふつうとゆめの間。
何の変哲も無い毎日に
夢をみさせてくれるような音が好きです。
そういう音は
普通に暮らしているわたしを
現実に直面させず
でも決してかけ離れた世界に連れて行くこともしません。
ふつうとゆめの間。
かけ離れていて欲しいようで、ここから地続きであって欲しいもの
ラムレーズンはまさに
その曖昧でアンニュイな
絶妙な空間をうまく操ってくれる存在だとおもいます。
ケーキみたいな特別さじゃないけど、チョコほど毎日は食べれない。
おやつに出てくると、どうしてもどうしても心踊ってしまう
透明で儚げなお菓子です
わたしをそんなに遠くまで連れていかないところに
優しさを感じます
ここに取り残されない安心も、
ここからゆめをみさせてくれる希望も
悩んでいたときにきっとこんな人生を送りたいんだと
めいっぱいの希望を込めながら一緒に食べたラムレーズン
ほろ苦くて甘いSeichiro Nishizonoの
大きなドット型のサンド
もがいていた日々に佇んでいた瞬間たちは
わたしのクリエーションに大きな影響を与えてくれた気がします
わたしもそんなふうに
どこにも取り残される人がいない音楽や空間を
つくりたいんだったんだということを
思い出させてくれて
有難う